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頻度の集計

3章で抽出した差分の頻度の集計を行った.ここでは抽出した差分をそのまま集計し、頻度を数えた.

その結果頻度2以上となった差分を表4.1に示す. 表中の「修正前」とは,学生が論文で用いていた表現であり,「修正後」とは,教員によって書き換えられた修正前表現である.

表中のΦは空表現を意味し,修正前の文に矢印の後の文を追加した箇所に相当する.例えば表4.1の番号1の修正前と後の表現は以下のとおりである.




[
c]例3 修正前文:要約前文章から得られる情報
修正後文:要約前文章から得られる情報
差分部分Φ(→の)




[
c]例4 修正前文:簡潔な文へと修正を行う
修正後文:冗長でない文へと修正を行う
差分部分簡潔な(→冗長でない)

抽出した差分の頻度をそのまま集計した結果を以下に示す.


表: 頻度2以上の差分
番号 修正前   修正後 頻度
1 Φ 11
2 簡潔な 冗長でない 7
3 Φ 5
4 単語 自立語 5
5 前後 文の順序を 4
6 した する 4
7 のとっている につく 3
8 もの 表現 3
9 Φ 2
10 している する 2
11 Φ 2
12 付く 存在する 2
13 付く 出現する 2
14 2
15 2
16 Φ すべての 2
17 Φ 本研究の 2


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平成25年2月19日