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目次
入力文の存在性情報を順に辿るために,信念の木というデータ構造(ラティス構造)を用いる.
信念の木は,縦方向(深さ)が入力文によって増えていき,上(ルート)から文脈の順を表す.
横方向は入力文の解釈の曖昧さによって増えていく.
そしてリーフに向けて信念の木のノードは,3.1.1節で示したベクトルを記憶する.
アークは,ノードからノードを導く理由を示す.
例として,「荷物を運ぶ」という動作を行ったとする.荷物を運ぶ前の状態のノード1から荷物を運び終えた状態のノード2へエッジが伸びるとき,荷物を運び忘れたという状態ノード3が発生したとしよう.
このとき,ノード1からノード2へのエッジには運び終えたという理由が示され,ノード1からノード3へのエッジには運び忘れたという理由が示される.
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2015-03-17