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目次
本研究の存在性情報は,ベクトルで表現する.まず存在性情報とは,存在する物とその場所の組(ペア)の集合である.物と場所のペアを(物,場所)と表す.物と場所のペアに対して固有のID番号をつける.
ID番号はベクトルの次元となる.物と場所のペアに対して存在性がはっきりと文から理解できるならば,そのペアの示す次元には,1と記載する.
一方,存在性が不明の箇所は,nilと記載,
存在性がはっきりと否定されていれば,0と記載する.
ベクトルの次元はペアの数だけ増えていく.
例文「太郎が図書館から家に帰る」において,(太郎,図書館),(太郎,家)の2つのペアが生まれ,順に1次元目,2次元目とする.ベクトルの次元は2次元となる.
太郎がまだ図書館を出発していない場合,(太郎,図書館)の次元は1となり,(太郎,家)の次元はnilとなる.
このときの存在性情報のベクトルは(1,nil)となる.
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2015-03-17