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日本語語彙大系の結合価パターン

情緒属性付き結合価パターン辞書の構築には日本語語彙大系[4]の結合価パターンを利用している.日本語語彙大系は,「意味体系」,「単語体系」,「構文体系」によって構成されている.「意味体系」は,日本語の一般名詞,固有名詞,用言の意味的用法を合計約3,000の意味属性体系で体系づけている.「単語体系」は,一般名詞や固有名詞などの意味的用法を約3,000の意味属性体系を用いて定義している.「構文体系」は,日本語の用言約6,000語について表現構造を結合価パターン約14,000件にまとめたものである.

2.1に例として「味わう」という用言の結合価パターンを示す.「味わう」には,3つの結合価パターンがあり,それぞれに「用言意味属性」,「変形情報」,「日本語の文型パターン」,「英語の文型パターン」,および,「一般名詞意味属性制約」が定義されている.「味わう」の(1)であれば,「30 知覚動作 31感情動作」,「動作」,「$N1$$N2$を味わう」,「$N1$ savor $N2$」,「$N1$(4人) $N2$(838食料 1253感情)」が対応する.上記の情報を用いることにより,用言と体言の共起関係を捉えることが可能となる.

図: 結合価パターンの例
\begin{figure}\begin{center}
\begin{tabular}{l} \hline
味わう(あじわう) \\
(1...
...1380苦心 1262悲しみ 1239感覚)] \\ \hline
\end{tabular}
\end{center}\end{figure}



Sho Takemoto 平成24年3月13日