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$SO\mathchar \lq -score$による評価極性算出精度について

$SO\mathchar \lq -score$で評価極性を算出する場合,コーパス内での頻度が多いほど評価極性付与精度の信憑性が向上する.そのため,コーパス量を増やすという方法で簡単に評価極性付与精度を上げることは可能である.しかし,どれ程コーパスを増やしたとしても,頻度が1桁台となる語句は存在し,そのような語句は評価極性が不安定である.本研究では $SO\mathchar \lq -score$にしきい値を設定していなかった.しきい値を設定してその値に満たないものを「極性なし」とする手法を考えたが,これは評価極性の算出割合をさらに下げてしまうと考えたため,本研究では用いなかった.算出用のコーパスを増やし,しきい値を用いることで, $SO\mathchar \lq -score$による評価極性算出精度は向上すると考えられる.



Sho Takemoto 平成24年3月13日