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名詞句を分解した評価極性算出方法

名詞句から $SO\mathchar \lq -score$を算出する割合を増やす方法について説明する.本手法では名詞句を一度分解し,分解した各パーツ毎に $SO\mathchar \lq -score$を算出し,その総和を名詞句全体の $SO\mathchar \lq -score$とする方法をとる.分解方法については図3.1に示す.

図: 名詞句の分解パターンと例
\begin{figure}\begin{center}
\begin{tabular}{c\vert\vert c\vert c} \hline
名詞句...
... $ADJV$\ + $N$\ & 貧相な + 料理 \\ \hline
\end{tabular}
\end{center}\end{figure}
ただし,最長一致法により評価極性を算出するために,表3.1の分解方法のうち,上にあるものを優先する.「$N-$$-N$」のパターンで``の''を含むパターンを優先して用いているのは,``の''を含むことにより「他の語句に繋がる」という情報を評価極性に反映できると考えたためである.



Sho Takemoto 平成24年3月13日