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情緒属性付き結合価パターン辞書を用いた情緒推定方法

情緒属性付き結合価パターン辞書を用いた情緒推定方法について説明する.情緒属性付き結合価パターン辞書のレコードの1つを図2.4に示す.まず,情緒推定する入力文をこの辞書に照合する.その際,入力文に対し,日本語パターンが適合し,かつ意味属性制約が充足するレコードを検索する.この時,判断条件の真偽は引数に入力される値(主に格要素)によって決まる.最後に,判断条件が真ならば,情緒名などの情緒属性を出力し,偽ならば情緒《なし》を出力する.

具体的な例を示す.「私はご飯を食べる。」という入力文の場合,図2.4の日本語パターンに適合し,かつ意味属性制約として``私''が(人 動物)を充足し,``ご飯''が(食料 生物)を充足するので,情緒属性5項目が得られる.得られた判断条件「生理・近($N1$, $N2$)」は,格要素同士の関係が,生理に「接近」の関係であることを意味する.具体的な格要素を含めた判断条件「生理・近(私, ご飯)」はこの条件を満たすため,情緒名候補である《好ましい》を出力する.

図: 用言「食べる」のレコード
\begin{figure}\begin{center}
\begin{tabular}{l} \hline
◆日本語パターン:$N1$が$...
...象:$N2$\ ◆情緒名:《好ましい》\\ \hline
\end{tabular}
\end{center}\end{figure}



Sho Takemoto 平成24年3月13日