IMPACTは,名詞句のかたまりを用いて評価を行う手法である.参照文と出力文において, 対応する名詞句を用いて,一致する単語列を正確に決定する. さらに,名詞句の出現順に関して類似性を決定する.IMACTは再現率と適合率からF値を求め, F値をIMPACTのスコアとしている.計算式を式3.11に示す.
115#115 | 24#24 | 116#116 | (3.9) |
115#115 | 24#24 | 116#116 | (3.10) |
117#117 | 24#24 | 118#118 | (3.11) |
119#119 | 24#24 | 120#120 | (3.12) |
ここで,LCSとは最長共通部分列であり,RNはLCSの決定プロセスの繰り返し数を示す. そして,iはRNに対するカウンターで,121#121 と122#122 はパラメータである. またmは参照文の単語数,nは出力文の単語数,length(c)は共通部分の単語数を示す. 尚,IMPACTはスコアが大きい方が良い評価である.