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法則対の抽出

Wikipediaの法則ページから変遷の関係にある法則対を抽出する. 法則ページから抽出した基本法則と関連法則([*]節)の対は変遷の関係にある法則対が多い. そのため,法則対の抽出では基本法則と関連法則の対から変遷の関係にある法則対を抽出する. 法則対の抽出の例を図[*]に示す. 本研究では,変遷の関係にある法則対をルーツ法則と派生法則と呼ぶ. このとき,法則年号の早い方はルーツ法則になる.これを表[*]の例から説明すると, 法則対『「決定理論(1670)」「ゲーム理論(1928)」』は変遷情報であるため, ルーツ法則と派生法則の対になる.このとき,法則「決定理論」の発見年(1670年)が 法則「ゲーム理論」の発見年(1928年)より早いため,法則「決定理論」はルーツ法則になる.

法則ページからルーツ法則と派生法則の対を抽出するための2つの手法を以下に示す. 手法B1はヒューリスティックルールに基づく手法であり, 手法B2は教師あり機械学習に基づく手法である.

手法B1
法則ページから取り出した基本法則と関連法則の対すべてを 変遷の関係であると判断する手法.

手法B2
法則ページから取り出した基本法則と関連法則の対が 変遷の関係であるかどうかを機械で判断する手法.機械の判断により 抽出した法則対が変遷の関係でない場合は出力をしないものとし, 変遷の関係である場合はその法則対を出力とする.

図: 法則対の抽出の例
\includegraphics[width=175mm]{p7.eps}



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平成25年10月10日