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おわりに

本研究では日本語語彙大系における36種類中24種類の用言意味属性に対して,事態構成要素属性を定義した.設計した事態構成要素は38種類であり,要素の組み合わせより24種類の事態構成要素属性を定義した.また,定義した事態構成要素属性を対応する3,660件の結合価パターンに付与した.なお,付与と並行して付与マニュアルを作成した.

評価として付与の安定性の調査と動作確認を行なった.安定性の調査は,100件のランダムにサンプリングした結合価パターンの付与見直しを行なった.結果,100件中95件が同じ付与結果となり95%の精度で正しい付与が行えていることが確認できた.また,動作確認はブログ記事26件のパターンマッチにより事態構成要素属性の効果を調査した.26件中22件で期待した要素の抽出ができた.よって動作確認より,84.6%が付与に対して期待通りの結果が出ることを確認した.



root 平成23年3月21日