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推定の結果,「は・が」の分類におけるSVMの正解率は0.760であり,
「に・へ」「に・で」「に・を」の正解率は8〜9割程度の結果であった.
この数値は実際に,日本語学習者の文章の誤り訂正を行う際に十分な正解率であるといえる.
ただし,「に・へ」に関しては,他の分類問題に比べて「へ」のF値が低い.これは「へ」の出現数が
低いためであると考えられる.また,94年全てを用い教師数を増加させ,「に・へ」の教師のバランスを
整えたSVMの実験では,F値が増加した.このことから,さらに教師を増加させることによる,F値の向上が期待される.
平成25年2月12日