next up previous contents
次へ: 1.type-Aについて 上へ: 抽出した文の判定 戻る: 抽出した文の判定   目次


変遷情報の含み方に基づく分類

4.1節でパターンベース法で抽出した文の判定は 以下のtypeA〜Fの分類に基づいて行う. なお,本論文においては,「X から派生する Y」などのパターンベース法での シードパターンでXとYに当てはまる名詞により,XとYが変遷関係にあるかを判断する.

type-A
X,Yが明らかに変遷情報であり,知見の得られる事例.
type-B
X,Yのどちらか一方が一般的に広い意味を持つ名詞であるが,文の構造からその名詞の具体的内容を示す表現がその文の他の個所から抽出できる事例.
type-C
X,Yのどちらか一方が一般的に広い意味を持つ名詞であるが,X,Yの名詞から 変遷情報として知見の得られる事例.
type-D
X,Yのどちらか一方,もしくは両方が一般的に広い意味を持つ名詞であり,変遷情報として知見の得られない事例.
type-E
単に場所を指定している事例.
type-F
単に状態を表している事例.

次節より,各typeごとの詳しい説明と例を挙げる. 例の下線部がシードパターンに当てはまっているものであり,二重線部の単語ですがXとYにあたる単語である.



平成25年3月13日