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評価方法

受動パターンと受動文が意味的に正しく適合しているかの判定を行う.本実験で は,1文につき複数のパターンが適合するので,受動文を能動文に復元すること でパターンの適合を観測する.これは,受動文と能動文を復元することでパター ン適合の観測が容易となるためである.そのため,第4章で述べた処理方法を用 いて,入力文を能動態に復元した結果を以下の通り評価する.

また,1つの入力文に対して,複数の候補が得られるが,そのうち1つでも,上記の2つ の評価を満たした受動パターンがあれば,変形規則は正しく適用されたと判断する. 2つの評価を満たす例を以下に示す.

入力文:その国は国王によって治められた。
出力文:国王がその国を治める。
受動パターン: $N1に/によって N2が/を '治める'.reru$
能動パターン: $N1が N2を 治める$
意味属性制約: $N1(3主体) N2(385国家 154国民 388場所)$



平成22年2月11日