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目次
受動パターンと受動文が意味的に正しく適合しているかの判定を行う.本実験で
は,1文につき複数のパターンが適合するので,受動文を能動文に復元すること
でパターンの適合を観測する.これは,受動文と能動文を復元することでパター
ン適合の観測が容易となるためである.そのため,第4章で述べた処理方法を用
いて,入力文を能動態に復元した結果を以下の通り評価する.
- 受動パターンが入力文の格要素を満たしているか評価
- 能動文に変換し,意味的に正確であるかを評価
また,1つの入力文に対して,複数の候補が得られるが,そのうち1つでも,上記の2つ
の評価を満たした受動パターンがあれば,変形規則は正しく適用されたと判断する.
2つの評価を満たす例を以下に示す.
入力文:その国は国王によって治められた。 |
出力文:国王がその国を治める。 |
受動パターン:
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能動パターン:
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意味属性制約:
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平成22年2月11日