受動パターンの作成例を示す. 下記の能動パターンは,一見すると「」「」「」の3つの条件パターンに適合しうる.ここでは,3 つの条件パターンの中で要素の並びが最も多く適合する「」という条件パターンにより,受動パターンが作成されている.
能動パターン: |
受動パターン: |
意味属性制約: |
また,名詞変数の直後に記述されている助詞のみを,条件パターンと照合させる. そのため,以下の能動パターンは,名詞変数3の格助詞は「に」となる.その ため条件パターン「」が適合し,帰結パターンにより受動パター ンが作成される.
能動パターン: |
受動パターン: |
意味属性制約: |
一方で,能動パターンの格要素が条件パターンの格要素よりも多い場合,適合部 分のみから帰結パターンに従い格助詞を変換し,受動パターンを作成する.例 えば,以下に示す能動パターンでは,格助詞が「が」「を」「から/より」「に/ へ/まで」の並びとなっている.この場合は,「 」に対 する条件パターンが該当し,該当部のみ格助詞の変換が行われる.
能動パターン: |
受動パターン: |
意味属性制約: |