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本研究の翻訳システムの概要

パターン翻訳では,文パターン辞書と単語辞書を用いて翻訳を行う.文パターンが有する大局的な文法情報を用いることで翻訳文全体の構造を保持した翻訳精度の高い翻訳文を生成できる利点がある.しかし,従来,文パターン辞書の作成は人手で行うため,開発にコストがかかるという欠点がある.

そこで本研究では,文パターン辞書を対訳文対から自動的に作成する手法を検討する.文パターン辞書の自動作成により,開発にかかるコスト削減が可能となる.また,パターン翻訳を統計翻訳の前処理に用いることで,文法構造が類似し翻訳精度が向上すると考えられる.図4.1に提案手法の枠組みを示す.

図: 提案手法の枠組み
\fbox{
\includegraphics[scale=0.83]{translation_flow_new.eps}
}



平成24年3月23日