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目次
本研究では,部分的に一致したフレーズを統計翻訳に導入することにより翻訳精度の向上を試みた.その結果,提案手法と従来手法を比較すると,自動評価,人手評価共に評価が高い.しかし,提案手法と先行研究を比較すると,自動評価,人手評価共に評価が低い.よって,提案手法はあまり効果がないことがわかった.その原因の1つは,翻訳候補に使用されるフレーズが少ないことだと考えている.また,提案手法において,ペナルティを変化させるとBLEUスコアで0.004%,NISTスコアで0.128%,METEORスコアで0.017%変動した.よって,本研究で与えるペナルティが適切ではなかったと考えている.今後は単語によるペナルティだけではなく,フレーズや頻度も考慮に入れた適切なペナルティを考えていきたい.
平成24年3月23日