next up previous contents
次へ: 日本語語彙大系の結合価パターン 上へ: 結合価パターン辞書を用いた情緒推定 戻る: パターン照合を用いた意味処理   目次

情緒属性付き結合価パターン辞書

情緒属性付き結合価パターン辞書とは,日本語語彙大系(2.3節参照)の結合価パターンに「情 緒主」,「情緒対象」,「情緒原因」,「情緒名」,「判断条件」(これらを「情緒属性」と呼 ぶ)を付与して構築されたものである. 「情緒主」,「情緒対象」,「情緒原因」, 「情緒名」は先行研究で田中らによって付与されたもので[1],後に 滝川らによって新たに「判断条件」が付与された[3]. 入力文と結合価パターンが 適合することで,入力文の用言の語義が解析できるが,情緒属性を付与すること によって,入力文の表す状況に情緒生起の原因が含まれていれば,情緒推定を行 なうことができる.
図 2.2: 情緒属性付き結合価パターン辞書のレコードの一例
\begin{figure}\centering
\begin{tabular}{l} \hline
◆結合価パターン:$N1$\ が ...
... \end{tabular} \begin{flushright}
\end{flushright} \vspace{-8mm}
\end{figure}


平成22年2月11日