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2種類の素性組みごとの性能

前節までで性能が最もよかったW1-5Gをベースに,他の素性を組み合わせて性能差を調査する.



表: 2種類の素性組みによる実験結果
 素性 適合率  再現率 F値 (出力数, 一致数)      
 W1-5G+SOS 0.4827  0.3819 0.4264 (17,403, 8,401)      
 W1-5G+KR2 0.4791  0.3794 0.4234 (17,418, 8,345)      
 W1-5G+KR4 0.4802  0.3809 0.4248 (17,449, 8,379)      
 W1-5G+KR5 0.4784  0.3794 0.4232 (17,445, 8,346)      
 W1-5G+PKR2 0.4813  0.3811 0.4254 (17,417, 8,383)      
 W1-5G+PKR4 0.4834  0.3829 0.4273 (17,424, 8,422)      
 W1-5G+PKR5 0.4820  0.3817 0.4260 (17,418, 8,396)      
 W1-5G+DA 0.4830  0.3825 0.4269 (17,422, 8,414)      
 W1-5G+EDA 0.4778  0.3784 0.4223 (17,421, 8,324)      
 W1-5G+MS 0.4818  0.3814 0.4257 (17,411, 8,389)      


W1-5G+EDA以外は性能が向上した.EDAを求める対話行為認識の性能は予備実験ではF値で0.62程度であった. その正確性に欠けることがEDAの不調の原因であると考える.これは,正解対話行為タグであるDAとの組合せの場合は 性能が向上していることからも分かる.一方,素性を単独で用いる際,PKR4よりもKR5のほうが性能はよかったが, W1-5Gとの組合せではPKR4のほうがよかった.これは,文末の述語が文全体の情緒に大きく関係していること, および,単語n-gramよりもPKR4のほうが高い抽象度であることが,再現率の向上した理由と考える.


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平成25年1月15日