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ラベルの音節境界位置による音節素片の切り出し

最初に,ラベルに記載されている音節開始時間,音節終了時間により「N」の音節 素片を切り出す.図3.8に切り出した音節素片の波形全体を示す. y軸が振幅を示し,x軸が時間(s)を示している.図3.9 は音節素片開始部分を拡大した図である.どちらの図も時刻0が音節開始位置で ある.表3.1は音節素片を切り出す時に使用したデータである.

図 3.8: 「無限 /mu/ge/N/」の「N」の音節素片を切り出した波形
\fbox{\includegraphics[width=15cm,clip]{igeN-N-mae.eps}}

図 3.9: 「無限 /mu/ge/N/」の「N」の音節素片を切り出した波形(開始部拡 大)
\fbox{\includegraphics[width=15cm,clip]{igeN-N-mae-kakudai.eps}}


表 3.1: 「無限 /mu/ge/N/」の「N」の音節素片を切り出す時に用いた情報
start time(ms) : 745.000000
end time(ms) : 970.000000
total time(ms) : 225.000000
start point : 11920.0
end point : 15520.0
total data number : 3601

3.1において,start time(ms)とend time(ms)はラベルに記載 された音節開始・終了時刻を示している.また,total time(ms)が音節の持続時 間.そして,start pointとend pointは,音声波形の離散値における音節の開始 ポイント数,終了ポイント数を示している.total data numberは,音節の離散 値のデータ数である.



平成23年3月16日