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自動化方法

2.2.2節の問題を解決するために,音節の精密な開始位置・終了位置 を自動的に決める方法を提案した[3].具体的には,音節素片のパワーが 最大となる周波数を求め,その初期位相が``-$\frac{\pi}{2}$''となる時間を音 節開始位置にする.

提案方法は,人手で作成した合成音声と同様の音声波形を得ることを目的として, 位相情報を用いて音節境界位置の変更を行っている.

3.1から図3.3に,自動化方法を行った合成 音声の接続部の例を示す.図3.1は,「威厳 /i/ge/N/」のi/ge 間の接続部の音声波形を示している.図3.2は,「対立 /ta/i/ri/tsu/」のta/i間の接続部の音声波形を示している.図 3.3は,「乗り物 /no/ri/mo/no/」のno/ri間の接続部の音声波 形を示している.それぞれの図は縦線部が接続位置を示しており,接続部の波形 に注目すると,人手で修正した音声と同様に振幅が``-''から``+''に変わる点で 接続していることがわかる.接続部の波形は滑らかに接続されていることがわか る.

図 3.1: 「威厳 /i/ge/N/」のge/N間の音節境界位置変更後の音声波形
\fbox{\includegraphics[width=15cm,clip]{hakeirei-teian-igeN-geN.eps}}


図 3.2: 「対立 /ta/i/ri/tsu/」のta/i間の音節境界位置変更後の音声波形
\fbox{\includegraphics[width=15cm,clip]{hakeirei-teian-tairitsu-tai.eps}}

図 3.3: 「乗り物 /no/ri/mo/no/」のno/ri間の音節境界位置変更後の音声波形
\fbox{\includegraphics[width=15cm,clip]{hakeirei-teian-norimono-nori.eps}}



平成23年3月16日