本辞書は,日本語語彙大系の結合価パターンに「情緒主」,「情緒対象」,「情 緒原因」,「情緒名」(これらを「情緒属性」と呼ぶ)を付与して構築された [1].入力文と結合価パターンがマッチすることで,入力文の用言の語 義が解析できるのだが,情緒属性を付与することによって,入力文の表す状況に情 緒生起の原因が含まれているかどうかも解析できるようになった.