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用言による分類手法

用言による分類において,日本語語彙大系[7]における用言意味属性36分 類(表4.1)を用いる.
表 4.1: 日本語語彙大系の用言意味属性の番号と名称
番号 属性名 番号 属性名 番号 属性名
NY:1 事象 NY:13 心的状態 NY:25 結合動作
NY:2 状態 NY:14 身体状態 NY:26 生成
NY:3 抽象的関係 NY:15 自然現象 NY:27 消滅・破壊
NY:4 存在 NY:16 行動 NY:28 精神的行動
NY:5 属性 NY:17 物理的行動 NY:29 精神的移動
NY:6 所有 NY:18 物理的移動 NY:30 知覚動作
NY:7 相対関係 NY:19 所有的移動 NY:31 感情動作
NY:8 因果関係 NY:20 属性変化 NY:32 思考動作
NY:9 精神的関係 NY:21 身体変化 NY:33 使役
NY:10 知覚状態 NY:22 結果 NY:34 可能
NY:11 感情状態 NY:23 身体動作 NY:35 開始
NY:12 思考状態 NY:24 利用 NY:36 終了

本研究では,主文から用言意味属性を取得して,長所情報を分類する.1つの用 言に複数の用言意味属性が対応しているため,用言パターンの照合によって,曖 昧性を減らす.主文に複数の用言がある場合は,複数の分類先を出力することを 認める.なお,用言が全く無い文は,NY:0と表記する.

例えば,「ようやく長い上りの階段が終わって着いたところは江ノ島神社。」と いう主文があった場合,「終わる」の「NY:36(終了)」,および,「着く」の 「NY:18(物理的移動)」の用言意味属性にそれぞれ分類される.以上のように, 全ての主文を,用言意味属性NY:1〜36,および,用言が全く無いNY:0へ分類する.


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平成23年3月1日