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IBMモデル

翻訳モデルの代表例としてIBM翻訳モデルがある. IBMモデルでは英語文$e$,日本語文$j$の翻訳モデル$P(j\vert e)$を計算するためにアライメン ト$a$と呼ばれる概念を導入し,以下のような式を考える.尚,アライメントと は,ある日本語単語$j$と英単語$e$の対応関係のことを指す.

$\displaystyle
P(j\vert e)=\sum_{a}P(j,a\vert e)$

IBM翻訳モデルでは,日英翻訳の場合,英単語は1対$n$の対応を持ち,日本語の 単語は一つの英単語のみと対応すると仮定する.また,英語文の文頭に特殊文字 $e_{0}$があるとして,日本語の単語の対応関係として適切な英単語がなかった 場合はそこに対応付ける.



平成21年3月17日