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本研究の目的

先行研究[2]では,情緒の正負が反転する際に共起する接続表現の 存在を示唆している.しかし,例示している接続表現の数は少なかった.また, 第1章で述べたように使用される接続表現によっては特定の情緒を共起する可能 性がある.このように情緒に関して,接続表現で分かっている情報が少なかった.

そこで本研究では,一文内で使うことのできる接続表現を対象に情緒との共起に 着目して接続表現の意味分類を行う.手順として,先行研究や仮定から接続表現 における情緒属性を定義する.次に日本語文型辞典[4]から接続表現を抽 出する.接続表現を含むWeb上の文を情緒推定し,推定した情緒から属性による 分類を行う.



平成20年6月3日