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2つのフレーズテーブルの併用法

2つのフレーズテーブルを併用するために,Mosesのパラメータファイル ``moses.ini''を編集する.編集の例を以下に示す.例の太字部分が新たに追加 した部分である.

moses.ini
[ttable-file]
0 0 5 phrase-table1
0 0 5 phrase-table2

[weight-t]
0.5
0
0.5
0
0
0.5
0
0.5
0
0

[mapping]
0 T 0
1 T 1

``[ttable-file]''はフレーズテーブルのパスを指定するオプションである.例では,従来手法の ``phrase-table1''と提案手法で生成した``phrase-table2''の2つのフレーズテー ブルを指定している.また,``0 0 5''はフレーズテーブルが5つの確率を 持つことを示している.``weight-t''は,フレーズテーブルの確率に与えられる 重みを指定するオプションである.2つのフレーズテーブルはそれぞれ5つずつ確率を持つと ``[ttable-file]''で指定しているため,それぞれに5つずつ,計10の重みを指定 する.ここで,上の5つの値が``phrase-table1''の確率に与える重みであり,下の5つ の値が``phrase-table2''の確率に与える重みである.例では,2つのフレーズテー ブルに同じ値が与えられているが,パラメータチューニングにより別の値を用い るよう変更される.``[mapping]''はフレーズテーブルのマッピングを指定す るオプションである.例では,2つのフレーズテーブルをそれぞれマッピングす るように指定している.



平成22年2月17日