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情緒推定の例(情緒が推定できない場合)

解析対象文が「偽物を貰う」であった場合の例を示す.

step1:
解析対象文と結合価パターン辞書を照合
入力文:
「偽物を貰う」
マッチした結合価パターン
$N$1が$N$2を$N$3に/から/ より貰う」
$N$1:
主体
$N$2:
*
$N$3:
主体
情緒原因:
〈獲得〉
情緒:
《喜び》
情緒主:
$N$1
情緒対象:
$N$2
判断条件:
目標実現($N$1,$N$2)
step2:
文にマッチしたパターンから具体化された前提条件を抽出
判断条件:
目標実現($\phi$,偽物)

step3:
情緒の成立/不成立の件数を判断情報知識ベースから検索し,求める.
検索キー:
目標実現($\phi$,偽物)
検索結果:
情緒成立件数($T$)1件

情緒不成立件数($F$)21件

情緒推定対象外の件数(?)22件

step4:
情緒推定結果
$T$$F$より「なし」を出力する.



平成20年3月21日