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意訳文の評価方法

[1]の辞書からランダムに意訳文を135文抽出し,実験に用いる. これらを ITM で翻訳した結果を評価することで, 文型パターン辞書による意訳の可能性を調査する.

ITM の翻訳結果を,手動で評価する. 評価基準は,日英文の意味的な対応関係の正否と英文法上の正誤を判断するものである. 具体的には,以下の4段階とする.

〈評価基準〉

 評価4 動作主,動作,対象の意味的関係が正しく,統語的誤り$ ^{*}$ がない
 評価3 上記の意味的関係が正しいが,統語的誤り$ ^{*}$ がある
 評価2 上記の意味的関係が部分的に正しい
 評価1 上記の意味的関係が正しくない

* 冠詞と複数形については誤りとしない


〈評価例〉

 評価4 入力文 夕方になってやっと暑さが和らいだ。
 (意訳) 正解文 The heat finally let up in the evening.
   訳出文 Heat finally let up in evening.
 評価3 入力文 うまくいったので意気揚々としている。
 (意訳) 正解文 He is flushed with success.
   訳出文 He be flushed with success.
 評価2 入力文 人が自分のことを話していたから気を利かして場 をはずした。
   正解文 They were talking about me, and so I discreetly kept out of the way.
   訳出文 He used his mind to leave room.
 評価1 入力文 彼は頭もよく勤勉でもある。
   正解文 He is as diligent as bright.
   訳出文 We and is <n5>.


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平成20年1月27日