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情緒傾向値$ \theta $ に関して

情緒傾向値$ \theta $ を定義するにあたって, 光のRGBをHSVに変換する要領に倣った. 情緒傾向値$ \theta $ は《P》,《N》,《A》 のどの成分が強いかを知る上では役立つが, 3値を一次元化しているため,欠落してしまう情報がある. 例えば, 《P》:100%,《N》:0%,《A》:0%の場合も 《P》:50%,《N》:25%,《A》:25%の場合も $ \theta $ は60になるが, 前者と後者では明らかに個々の成分の強さが異なる. これに対して,HSVの彩度や明度に対応する値を設けることで, 情緒の傾向だけでなく, 個々の情緒の強さや混ざり具合といった性質を 表現できると考える.



平成21年3月10日