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各一致率以上の付与先を正解としたときの,各作業者の間違 い数

ランク付けを行い,付与精度が良いと思われる作業者を選んだ が,ランク付けのために抽出できた文が25文と少ないことから,これだけ では不十分であると考えた.そこで,判定してもらった100文の中から,14 人の作業者の付与先の一致率が,ある一定以上のものを抽出し,その付与 先を仮の正解としたときの各作業者の間違い数を調べた.その手順を以下に示す.
  1. 14人の作業者に判定してもらった100文より,6割以上(作業者の9 人以上)の付与先が一致したものを抽出し,その係り先を仮の正解と する.
  2. 仮の正解に対する各作業者の間違い数を数える.
  3. 同様に,7割以上(10人以上),8割以上(12人以上),9割以上 (13人以上)についても調べる.
結果を以下の表にまとめる.

表 2: 各一致率以上の付与先を正解としたときの各判定者の間違い数
判定者 D〜Q D E F G H I J K L M N O P Q
6割以上(77文中) 5 7 3 8 11 8 12 14 8 4 5 3 22 17
7割以上(71文中) 3 4 3 6 8 5 11 13 6 5 4 2 20 17
8割以上(56文中) 2 1 1 2 3 1 3 5 2 3 3 0 11 9
9割以上(41文中) 0 1 1 1 2 0 1 2 0 2 1 0 4 4

ランク付けにおいて結果が良くなかった作業者は,J,K,P,Qの作業者で ある.表2の結果からもこれらの作業者の精度があまり良くないことが確認 出来る.そこで,J,K,P,Qの作業者を,判定文の作業者から外すことにする.
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平成19年3月25日