本研究における木に基づくクラスタリングを利用した波形接続型音声合成の流れ 図を図11に示す.
まず木に基づくクラスタリングの質問により,音響的特徴が類似した音節素片が グループ化される.図11ではa-sa0302001+kと代替可能なグループとし て6つの音節情報が1つのグループに共有されている.次にこのグループに対して緩和 条件としてモーラ情報を用いるとa-sa0402001+kが,モーラ情報+前後音素環境を 用いると図のように4つの音節情報が抽出される.最後にこれらの音節情報 において,ランダムに1つずつ選択し,選択された音節情報を持つ単語に対して, 波形接続型音声合成を行うことで,木に基づくクラスタリングを利用した合成音 声の作成を行う.