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まとめ

分析対象とした,1,615件の61%の用言が直接表現に分類された.

日本語語彙大系の「感情動作」,「感情状態」に分類される用言は直接表現だと 思われたが,直接表現の割合は100%にならないことが分かった.

この理由の1つに,相手の感情を変化させる用言を含むためである.

分析精度の評価を行ったが,今回の精度は,約80%にとどまった.もう少し精 度の向上をはからなければならない.

日本語語彙大系には,約1.4万件の結合価パターンが収録されている.今回対象 とした「感情動作」「感情状態」以外の意味属性についても,情緒属性の付与を 行うべきである.



平成18年5月2日