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母音のみ話者適応HMMの利用

母音の音素数が上位の音素のみ話者適応HMMを用い,その他の音素は不 特定話者HMMを用いて混合HMMする.母音のみ話者適応HMMを用いて作成した混合 HMMの実験結果を表11に示す.比較対象として,不特定話者の実験 結果を同時に示す.


表 11: 音素数の多い母音のみ話者適応HMMを用いた混合HMMの実験結果
    話者適応HMMを用いた音素
  不特定話者 上位2(u a) 上位4(u a i e) 上位5(aiueo)
mau 89.16% 89.58% 88.89% 89.24%
  (2336/2620) (2347/2620) (2329/2620) (2338/2620)
mmy 89.20% 88.28% 88.44% 89.16%
  (2337/2620) (2313/2620) (2317/2620) (2336/2620)
mnm 88.17% 87.63% 87.29% 87.98%
  (2310/2620) (2296/2620) (2287/2620) (2305/2620)
faf 89.31% 87.40% 88.70% 90.34%
  (2340/2620) (2290/2620) (2324/2620) (2367/2620)
fms 87.18% 88.05% 87.48% 88.55%
  (2284/2620) (2307/2620) (2292/2620) (2320/2620)
ftk 89.96% 90.15% 91.26% 91.30%
  (2357/2620) (2362/2620) (2391/2620) (2392/2620)
平均 88.83% 88.52% 88.68% 89.42%
  (/15720) (13915/15720) (13940/15720) (14058/15720)

不特定話者より高い認識精度が得られたのは,母音全て(a i u e o)を入 れ換えた場合のみとなった.


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平成20年3月11日