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教師ありと教師なしの話者選択の比較

教師ありと教師なしの話者選択を比較したところ,いずれの場合も教師ありの話 者選択の方が高く,Diagonalの場合に2.21%の差であり,Fullの場合に2.06%の 差だった.これは教師ありと教師なしの話者選択の実験で選択した話者に違いが あり,認識率に影響したためである. 表13,表 14にDiagonalおよびFullを使った実験において,教師あり, 教師なしの話者選択で選択した話者 が違った場合の,選択した話者と認識率を示す.
表 13: 選択した話者の比較(Diagonal-covariance)
認識する 教師ありで 教師ありの 教師なしで 教師なしの
話者 使ったHMM 認識率 使ったHMM 認識率
mht mtt 83.28% mtk 73.82%
mms mtt 78.15% msh 77.75%
mnm mtm 72.86% mxm 64.96%
mtk msh 76.15% mms 72.44%
faf fym 78.78% fms 74.66%
ffs fkn 74.96% fsu 71.78%
fkm fkn 72.86% fsu 70.57%
fks fms 82.10% faf 75.92%
fms fks 79.35% faf 75.92%
fsu fkm 79.98% ffs 72.86%


表 14: 選択した話者の比較(Full-covariance)
認識する 教師ありで 教師ありの 教師なしで 教師なしの
話者 使ったHMM 認識率 使ったHMM 認識率
mms mtt 78.78% mht 64.11%
mmy mtt 65.51% msh 56.80%
mnm mtm 62.47% mxm 63.35%
mtk msh 66.99% mms 58.90%
faf fkm 73.69% fks 70.20%
fkm faf 62.81% fsu 51.97%

教師あり,教師なしの話者選択で選択した話者が違う人数は,Diagonalで 20話者中10話者,Fullで20話者中6話者となっている. また,選択した話者が違った場合,教師なしの話者認識は16話者中15話者におい て認識率が下がっている.その差は約1%から約13%と幅があるが,話者20人の 平均を求めると,教師ありと教師なしの話者選択の差は約2%となる. 教師なしの話者選択では適切な話者選択ができない場合があり,教師ありの話者 選択と比較して認識率が低くなるが,大きな差ではないといえる.


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平成18年3月20日