next up previous contents
次へ: 評価関数を用いた適合パターン選択実験 上へ: 回帰係数の設定 戻る: 評価パラメータと評価値の事例   目次

回帰係数の作成結果

求めた評価パラメータと評価値から, 重回帰分析によって回帰係 数を求める. 回帰係数から求めた評価関数を式2に示す.


$ y=-0.566 + 0.611x_1 - 0.061x_2 + 0.195x_3 - 0.014x_4$

$\ \ + 0.143x_5 + 0.108x_6 + 0.309x_7 - 0.024x_8 +
0.093x_9$


(式2)

式2から,評価パラメータ $x_1(パターン適合率)$の回帰係数が最も高い 値となっていることがわかる. 回帰係数の効果については, 回帰係数そのものの 値の大小では判断できない. パラメータが評価関数に与える影響については考察 で述べる寄与率で示すことができるが, 回帰係数からパラメータの影響を調べる には, 評価値の精度を下げていると思われるパラメータと係数を除いた条件で多 変量解析する必要がある. 今回の研究では, 最も係数の値の小さい$x_2$のパター ン字面適合率について, 多変量解析の際にパラメータを除いて実験を行ったが, 評価関数の精度にはほぼ変化がなく, 精度を低下させる原因とは言えないことが わかった.



平成18年3月20日