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手順3

まず,得たパターンから,パターンに付与されているIDの情 報を削除する. 次に,パターン内の変数の品詞の部分を*に置き換え,変数の番号を文頭か らの通し番号に変換する.この際,元の番号から対応する日本語単語の情報を 得る.日本語単語,変数の品詞,変数の元の番号は,グループ化され記憶され る. なお,任意要素記号,選択要素記号の番号についても変数として扱われる.

次に,補完要素記号の処理を行う.補完要素記号が見つかった場合, 字面部分と変数部分をそれぞれ抜き出す. 変数が日本語単語を持っているかを 調べ,持っているなら変数部分,持っていないなら字面部分が選択される. 補完要素記号部分を選択された記述子に置き換える.

次に,任意要素記号の処理を行う. 任意要素記号に対応する記述子が日本語に存在した場合, 括弧内の記述子に置き換えられる. 存在しない場合,任意要素記号部分は削除する.

次に,要素選択記号の処理を行う. 選択要素記号が日本語で[.$kako$]の場合は$past$が, [.$genzai$]の場合は$present$が選択される. 選択要素記号部分を,選択された記述子に書き換える.

最後に,要素選択記号の付与先が字面の場合,字面が`` ' ''により囲まれて いる.そこで,この`` ' ''が存在するか調べて,見つけた場合は削除する.



平成18年5月30日