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対話文文型パターンの具体例

対話文文型パターンの具体例を,表3に示す.


表 3: 対話文文型パターンの一部([6]より抜粋)
発話行為 文型パターン 意味属性制約
プランの要求 $NP$1の$V$1までを $NP$1=860,$V$1=26,
  $NP$2に$V$2てみせてよ $NP$2=1048,$V$2=23
プランの拒否 $AJV$1よ $AJV$1=5
行動の伝達 $NP$1に$SP$1は$NP$2を $NP$1=125,
  $V$1ている所なんだから $NP$2=1114,$V$1=23
認識の質問 なあに$NP$1って? $NP$1=125

$NP$は「名詞句」を,$V$は「動詞」を,$AJV$は「形容動詞」を,また$SP$は 「話し手」を,それぞれ表している. 意味属性制約は,$NP$は,一般名詞意味属性を,$V$,および,$AJV$は, 用言意味属性を,それぞれ用いている.

しかし,この対話文文型パターンは,発話行為の認識はできているが, 心的状態を取り出すところまではできていない.



平成17年3月23日