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目次
ケプストラムパラメータには, 多様な計算方法がある. その中には MFCC(メル周波数ケプストラム係数)がある.
MFCCは,まず音声周波数に対してFFTスペクトルを求め,メルスケール上に等間隔に配置
された帯域フィルタバンクの出力を抽出する. そして,最終的に離散コサイン
変換し得られるケプストラム係数がMFCCである.
高次においてピッチ成分,低次においてフォルマント成分が見られ,通常は扱いや
すさの観点から低次のフォルマント成分が使用される.これは,言い換えれば声道
特性のみを用いていることになる.
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はフィルタバンクチャンネの数を表し, は対数フィルタバンクの振
幅を表す.
本研究ではMFCC12次+対数パワーの形で用いる.
平成19年5月7日