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辞書の縮退結果

提案手法を用いて,文型パターン辞書の縮退を行った.

再現率を文型パターン辞書作成用の用例($R1_{cross}$)と, 評価用試験文集($R1_{test}$)で,作成した各辞書について求めた. 結果を表7に示す.

結果より,縮退版文型パターン辞書(D4)は,オリジナルの文型パターン辞書(D0)の14.65%の規模になったことが分かる. また,辞書D4は辞書D0と比べ再現率$R1_{cross}$$R1_{test}$共に低下した. これは適合頻度の高い,過剰に汎化された文型パターンを削除したためと考えられる.


表 7: 縮退結果
      再現率
      $R1_{cross}$ $R1_{test}$
D0:オリジナルの文型パターン辞書 122,719 100.00% 67.98% 43.00%
D1:適合頻度0の文型パターンを削除 25,373 20.68% 67.98% 42.59%
D2:評価用試験文集に適合する文型パターンを追加 25,446 20.74% 67.98% 43.00%
D3:包含関係による縮退 17,976 14.65% 67.64% 42.98%
D4:縮退版の文型パターン辞書 17,973 14.65% 61.68% 35.34%



平成19年3月1日