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パターン要素間の包含関係

パターン間の包含関係を判定するためには,全ての入力文に対して適合の可否を調査する必要がある. しかし,全ての入力文に対して調査は不可能である.

そこで,パターン自身が適合可能な入力文の領域を表している事に着目して, パターンが別のパターンに適合するかどうかを調査することで,包含関係を判定する.

その為には,パターンを構成する要素(変数,関数,記号,字面)間の包含関係を定義する必要がある. そこで,各要素の定義に基づいて包含関係を定義する.表5に要素間の関係の一部を示す. また,全ての定義を付録に示す.


表 5: パターン要素間の包含関係(一部)
上位の変数・記号 下位
$N$ $NUM$, $TIME$, $ND$
$NP$ $N$, $N$の下位要素
$VP$ $V$
$AJP$ $AJ$
$AJVP$ $AJV$
$ADVP$ $ADV$
/ すべての離散記号
/cf /c, /f
/tk /t, /k
/yf /y, /f
/tck /t, /c, /k
/ytk /y, /t, /k, /tk
/tcfk /t, /c, /k, /f, /cf, /tk, /tck



Keichiro Katayama 平成17年5月20日