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オートマトン定義の追加・修正

パーサには,パターン中の変数・関数が日本語形態素を受理する為のオートマトン定義が用意されている. しかし,本研究では入力文としての変数・関数をパターン側の変数・関数が受理出来る必要がある. そこで,表5で示した包含関係を元に,パーサのオートマトン定義を追加・修正する. 句・節レベルの変数($NP$,$CL$など)では, 単語レベルの変数($N$,$V$など)を用いてオートマトンの定義をしてある場合に,変数を含む句・節も受理可能になる. そうでない場合は,個別に定義の追加・修正が必要になる.

本研究では,98個の変数・関数に対して109個の追加・修正を行った. 修正後のオートマトン定義の例を図示したものを図1に示す. 図中のIMPADVPが変数$ADVP$を受理する為に追加された定義である.

図 1: 修正後のオートマトンの例(副詞句変数$ADVP$)
\includegraphics[width=0.7\textwidth,keepaspectratio=true]{imply_advp_graph.eps}



Keichiro Katayama 平成17年5月20日