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パターン要素間の包含関係

前節の定義に従って,パターン間の包含関係を判定するためには,全ての入力文に対して受理の可否を調査する必要がある. しかし,全ての入力文に対して調査を行うことは不可能である. そこで,パターン自身が受理可能な入力文の領域を表している事に着目して, パターンが別のパターンに受理されるかどうかを調査することで,包含関係を判定する.

パターン間の包含関係を考える場合,パターンを構成する要素(変数,関数,記号,字面)の包含関係を定義する必要がある. そこで,各要素の定義[3]に基づいて包含関係を定義する. 表1に定義した要素間の包含関係の一部を示す.

表 1: パターン要素間の包含関係(一部)
上位の要素 下位の要素
N(名詞) tabularcNUM(数詞),TIME(時詞)
ND(用言性名詞)
NP(名詞句)



平成18年5月1日