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一部包含関係にあるパターン

パーサは,以下に示すパターンP 10はパターンP 2に一部包含されると判定した. $\left(Cov_{P2 \supseteq P10} = 0.5\right)$
P 2: /ytk N 1は /tcfk N 2 の /f ある ! N 3.da
P 10: /y </tk N 1 は> /tcfk 張合の /fある ! N 2.da

パターンP 10は,次の2パターンに展開される.

$P10a$: /y /tcfk 張合の /f ある ! N 2.da
$P10b$: /y /tk N 1は /tcfk 張合の /f ある ! N 2.da

展開後のパターン間の包含関係は, $P2 \nsupseteq P10a$, $P2 \supseteq P10b$となる. 従って, $P2 \nsupseteq P10$と判定される. しかし,パターンP 2を次のパターン$P2'$に示すように変更することで, $P2' \supseteq P10$となる.

$P2'$: /y </tk N 1は> /tcfk N 2の /fある ! N 3.da
このように,一部包含関係があると判定されたパターンに着目し, 新たなパターンを作成することで,削減率の向上を図れる可能性がある.



平成18年5月1日