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目次
を用いるには,基準パターン辞書の文
型パターン数と対象パターン辞書の文型パターン数の換算値が必要となる.
本稿では「文型再現率
」からみた「文型パター
ン拡大率
」と「平均適合パターン数
」からみた「文型パターン
拡大率
」を用いる.
以下に,
と
の概略を[2]より説明する.
図 1:
1と文型パターン数の関係図
|
の推定方法
基準パターン辞書を用いた実験から,文型再現率
1と文型パターン数
の関
係を図1で示す.図中の縦軸は,文型再現率
1を示し,横軸は文型パターン数
を示す.サンプル点(×)は文型パターン数と
1の実測値を示す.
非線形回帰分析より,文型再現率
1の文型パターン数
に対する特性を,(7)
式で近似する.近似曲線を点線で示す.
![$\displaystyle R1 = (1-exp(-\lambda_{1}(p_{R1})^{\lambda_{2}})) * 100.0(\%)$](img34.png) |
|
|
(7) |
図 2:
と文型パターン数の関係図
|
の推定方法
同じく基準パターン辞書を用いた実験から,平均適合パターン数
と文型パター
ン数
の関係を,図2に示す.図中の縦軸は,平均適合パターン数
を示し,
横軸は文型パターン数
を示す.サンプル点(×)は文型パターン数と
の実
測値を示す.
線形回帰分析より,平均適合パターン数
の文型パターン数
に対する特性を,
(8)式で近似する.近似線を図中に点線で示す.
![$\displaystyle N =\lambda_{3}p_{N}$](img36.png) |
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(8) |
これより,基準パターン辞書の実測値より,
,
,
を求め,対象パターン辞書の実測値
,
より,
および
を求める.
そして,(6)式にそれぞれ代入す
ることで,
および
を求める.
平成17年3月22日