を求めるには,1パターンに対する汎化した箇所を求める.例えば,1パターンに対し1箇所汎化をした時,そのパターンは2倍
に増えたことになる.また,2箇所汎化をした時は,そのパターンは4倍に増えた
ことになる.
以下に2箇所汎化した時の具体例を示す.
(汎化前)1が
2.teiru.hitei。
(汎化後)1が
2
1[.teiru]
2[.hitei]。
(汎化後のパターンの展開1)
1が
2。
(汎化後のパターンの展開2)
1が
2.teiru。
(汎化後のパターンの展開3)
1が
2.hitei。
(汎化後のパターンの展開4)
1が
2.teiru.hitei。
このように,汎化したことによって増えたパターンの総数を求め,
その総数を基準パターンのパターン数で割ったものをとする.
汎化したことによって増えたパターンの総数は,すでに表4にまとめている.
それぞれのパターン辞書の
の値を表7にまとめる.
表7より,辞書(3)から辞書(13)の,
の値は
の値と近似している.
しかし,辞書(2)と辞書(14)の
,
は
と値
がかなり異なっている.これは,可能な限り時制を汎
化したので,入力文と照合しないパターンが多数存在したためだと考えら
れる.
これよりは相・様相の汎化では汎化の効果の予測ができる.しかし,
時制の汎化では汎化の効果の予測はできないと考えられる.