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最上位特徴の分布の推移

基本情緒ごとの情緒属性付きパターンの分布を表4に示す. 最終稿である第三稿で全ての情緒が大きく数を増し,14,819個の結合価パターンのうち,52%が情緒属性を持つこ ととなった.なお,第一稿から第二稿,第二稿から第三稿への総数の推移の変化 率を下段に示す.第一稿から第三稿への最終的な上昇率は〈第三稿〉/〈第一 稿〉×100%で掲載する.




表 4: 最上位特徴パターン分布
  第一稿 第二稿 第三稿 上昇率
喜び 1,887 2,204 2,299 122
    (16%↑) (4%↑)  
期待 717 1,149 1,827 255
    (60%↑) (59%↑)  
恐れ 462 763 1,109 240
    (65%↑) (45%↑)  
驚き 64 76 86 134
    (18%↑) (13%↑)  
嫌だ 1,271 1,556 1,907 150
    (22%↑) (22%↑)  
好ましい 1,656 1,998 2,641 160
    (20%↑) (32%↑)  
怒り 193 457 494 256
    (137%↑) (8%↑)  
悲しみ 1,070 1,250 1,361 127
    (16%↑) (8%↑)  
なし 9,213 8,313 7,060 77
    (10%↓) (16%↓)  

最終的には,《怒り》,《期待》,《恐れ》の3つの情緒の上昇度が特に向上し ている.この原因は,第一稿では判断の基準が結合価パターンのみで,この3 つの情緒が生起する状況の判断が困難であったが,第二稿では前提条件を設けたことで他の情緒よりも情緒が生起する 状況が明確になったためだと思われる.


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平成18年3月24日