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言い換えの知識の有無の調査

本研究では, 3.2節で収集した4,077組のうちランダムで選んだ100組の 日本語パターンに対し言い換えの知識が存在するかを調査する. 調査は○・△・×の3段階で評価を行う. 以下に具体的に説明する.

○:
日本語パターンの組内の全ての日本語パターンにおいて言い換えの知 識が存在

(例3-1)
$PRO1$はよく$N2$休む

(例3-2)
$PRO1$はよく$N2$欠席する

例3では, 例3-1と例3-2の両方から言い換えの知識が収集できるた め, 評価○となる. なお, この例では「休む」と「欠席する」とい う言い換えの事例が収集できる.また, 例3-1と例3-2そのもの が言い換えの規則としても収集できる.

△:
日本語パターンの組内の一部の日本語パターンにおいて言い替えの知 識が存在

(例4-1)
$N1$$N2$を押し流した

(例4-2)
$N1$$N2$を吹きとばした。

(例4-3)
$N1$でその$N2$が流された

例4では, 例4-1と例4-3からは言い換えの知識が収集できるが, 例4-2では収 集できないため評価△となる. なお, この例では言い換えの規則が 収集できる.

×:
日本語パターンの組内の全ての日本語パターンにおいて言い換え知 識が存在しない



平成18年3月24日