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: 形態素解析のミスがあった場合 : 誤ったパターンを導き出した場合 : 点数計算が不適切だった場合   目次

格の変化に対応しきれなかった場合

失敗例3-1:花を咲かせる。
出力ではパターン無しと判定される。
正解パターン:(671 植物)が咲く。
使役文ではあるが、「花を咲かせる」から「花が咲く」に変わらなければならず、 前述した法則では例外にあたる。よって、誤りとなる。
失敗例3-2:市場の実態が把握できていない。
出力ではパターン無しと判定される。
正解パターン:(3 主体 965 作業機)が(3 主体 533 具体物 1000 抽象)を把握する。
可能の文だが、「が」格は「を」格に変化しなくてはならない。 可能の文は形態素解析の品詞コードでは認識できないため (「れる、られる」は受身文として認識可能)、新たな法則を 用いる必要がある。

平成14年4月10日