図のHMMは、3状態2ループで構成され、2種類のシンボル(A,B)を出
力する。初期状態は 、最終状態は
である。
は
状態
から
に遷移する確率であり、[ ]内の数字が
それぞれ、シンボル A,Bを出力する確率になる。
を例に
とると、
自身に0.3の確率で遷移し、1.0の確率でシンボルAを
出力する。また、
に遷移する確率は0.7で、0.5の確率でシンボル
AまたはBを出力する。
図3において、例えばシンボル列ABBが得られたとすると、状態遷移系列と
して
「
」
と
「
」
が考えられ、唯一に決定できないため、このモデルはHMMであると言える。