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結果


3章での解析結果を表2と表3に示す。なお解析規則を用いた場合、どのくらい効果があるかを調べるため、デフォルトルール(結果を全てAとする)での評価も示す。括弧内はそれぞれの度数である。

表 2: 解析結果(標本内テスト)
\begin{table}\end{table}



\includegraphics[height=3.5cm,width=7cm]{table2.eps}


表 3: 解析結果(標本外テスト)
\begin{table}\end{table}



\includegraphics[height=3.5cm,width=5cm]{table3.eps}
 解析規則の結果が正解である文(◎又は○)は、標本内データで約52%の文の名詞が正しい係り先として選択された。また、評価が△又は*になった文にデフォルトルールを適用した場合、正解の文が約77%に上昇し、デフォルトルールのみを用いた場合より約13%の向上が見られた。
 標本外データでは、解析規則の結果が正解である文は約49%であった。解析規則での評価が△又は*になった文にデフォルトルールを適用した場合、正解の文が約75%に上昇した。しかし、デフォルトルールのみを用いた場合よりも約8%低い結果となった。


Subsections

平成14年4月4日