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連鎖型共起表現と離散型共起表現

連鎖型共起表現とは、連語やフレーズのように連続した文字列を構成するもので ある。
 離散型共起表現とは、係り結びや呼応関係のように複数の文字列が、文中の離 れた場所に現れるものである。
 例1に連鎖型共起表現の例を、例2に離散型共起表現の例を示す。

(例1)
  歩いてきた
  走ってきた

(例2)
  もし、晴れなら、運動会はあるだろ う
  もし、なら、中止だろう

 例1の「てきた」が連鎖型共起表現で、例2の「もし、〜なら、〜だろう」が離 散型共起表現となっている。
 離散型共起表現は、連鎖型共起表現の文字列が文中で共起したものと考えるこ とができる。
 そこで、本研究ではまず、パターンを連鎖型共起表現に限定し、日英対訳パター ンの作成を目指す。



平成14年4月17日